コラムCOLUMN
【宇部市の小児歯科】子どもの歯が抜けないのは異常?乳歯が抜けないことで出る影響は?
こんにちは。
宇部市恩田町の歯医者【ひなたデンタルクリニック】です。
乳歯は2歳半〜3歳ごろに生え揃い、5歳半〜6歳ごろに永久歯が生え始めると徐々に抜けていきます。
しかし、中には乳歯が抜けずに残っている方がいます。
このコラムでは乳歯が抜けない原因や、乳歯が抜けないことで起こる影響について紹介します。
乳歯が抜けない原因
子どもの歯(乳歯)が抜けない原因は主に5つあります。
1.永久歯の成長がゆっくり
永久歯は乳歯の下の骨の中にあり、永久歯が生える準備が整うと、乳歯がぐらぐらして抜ける仕組みになっています。
つまり永久歯が生える準備が整っていないと、乳歯は抜けないのです。
2.永久歯が元々ない(先天欠如)
永久歯が元々ないケースでも永久歯が生える準備が整っていないため、乳歯が抜けないことがあります。
親知らずを除いた永久歯の先天欠如の割合は10%程度といわれているため、先天欠如は決して珍しいことではありません。
3.永久歯が埋まっている(埋伏歯)
親知らず以外の永久歯が骨の中に埋まったまま生えてこないことがあります。
永久歯が骨の中から出てこないため、乳歯が抜け落ちずそのまま残ってしまいます。
4.2本の乳歯がくっついて1本になっている(癒合歯)
2本で生えてくるはずの歯が1本として生えてくることがあり、このケースも乳歯が抜けない原因のひとつです。
5.永久歯の場所がずれている
永久歯が本来の場所からずれた場所にあると、乳歯の根がうまく吸収されません。
このケースでも乳歯が残ってしまうことがあります。
乳歯が抜けないとどうなる?
乳歯が抜けないことで考えられる主な影響はつぎの二つです。
1.歯並びに悪影響を与える
永久歯の場所がずれているケースなどでは、適切なタイミングで乳歯を抜き、永久歯が生えるのを促します。
一方で、先天欠如や埋伏歯のケースでは、乳歯を抜いてしまったことにより歯並びに悪影響を与えることがあります。
原因によって残っている乳歯の扱いが変わるため、「乳歯がなぜ抜けないか」原因を探す必要があります。
2.むし歯になりやすい
乳歯は永久歯と比較して歯の質が弱い特徴があります。
乳歯が抜けない原因によっては大人になってからも乳歯を使うことがあるため、乳歯のむし歯だからといって放置せず適切な治療を受けましょう。
子どもの歯が抜けない場合は歯科医院を受診
お子さんの成長には個人差があるため、乳歯が抜けるタイミングはさまざまです。
歯科医院では、歯の状態を診察し、必要に応じてレントゲン写真を撮影することで原因を探ります。
心配なときは早めに歯科医院を受診しましょう。
当院は、歯医者デビューのお子さんからシニア世代の方まで通院しやすい環境を整えています。
ベビーカーや車いすをご利用の方がスムーズにお越しいただけるよう入口にはスロープを設置し、キッズスペースも用意しています。
宇部市恩田町の「ひなたデンタルクリニック」は、産業道路沿いで清水川バス停の目の前にあり、医院前に停めやすい駐車場をご用意しています。